本文へスキップ

子どもが選べる教育

■暁星幼稚園の特徴

暁星幼稚園の教育は、それぞれの発達段階にある子どもを援助し、「自立し、責任感と他人への思いやりがあり、生涯学び続ける姿勢を持った人間に育てる」ことです。これを達成するため、先生は子どもをよく観察し、そこから得た事実や子どもの考え、意見に基づいて遊び、運動そして行事を企画し、楽しい環境を作っていきます。

従来の暁星幼稚園の教育目標は「子どもは、生まれながらに自らを成長・発達させる力を持っており、教師は子どものその力を信じ、自由を保障し、自発的な活動を援助する」という考え方を基本にしています。子どもはできないのではなく、どうすればいいかという術を知らないだけなので、子供たちが自己教育力を発揮できるようふさわしい環境設定(人的環境、行事、遊び)、適切な教具を準備・配置し、子どもに使い方を提供(提示)し、子供が満足するまで繰り返し出来るように、できるだけ配慮することが幼稚園としての役割だと考えております。

■教訓と教育目的

暁星幼稚園の教育理論には二つの教訓が含まれています。それは ①人間の尊厳のため ②自己覚知のため というものです。これらの教訓を具体的なものにするための目標は(1)心を育む(2)知恵を磨く(3)体を鍛えるという3本柱です。また、世界は従来の予想を上回る速度と規模で高度化・多様化・グローバル化が進んでおり、その中で産業構造では人工知能技術の発展が進み、将来の職場は全く予想がつかない不透明さを帯び深刻な問題となっています。20年後はどんな仕事があるか予想もできなくなっています。これに伴って教育機関に対するニーズも急速に変化しているように思われます。どんな状況になっても対応できる情報能力が必要で、自分で課題を見つけ、問題を解決していく能力が要求されます。本園では、グローバル企業で働く家族のニーズや当園を選んでくださる家族の教育目的の多様化に応え、お陰様でさらに多くの人に愛される幼稚園に成長する事ができました。
子どもたちは①楽しい遊び(体操や空手など) ②行事 ③縦割り保育 ④祈り ⑤歌 ⑥踊り ⑦神様の話 ⑧文字・数字体験などを体験する中で様々なことを学び、好きなことをみつけ、選び、吸収する中で互いに励まし合って成長する事をねらいとしています。活動によっては、担任教師だけでなく、専門講師による指導も取り入れています。

■人間の尊厳のために

人間の尊厳のための教育の根本は生きていくために必要な術と感謝の心を身に付ける事にあります。その目的を果たすために教師が子どもを信頼し、祈り、教え育てることが大切です。教師が園児の心と体の両面に意図的に働きかけ、子どもの成長を促します。

心を育む(心と体の両面に働きかけ人間性を養います)

■祈り・神様の話 ■クリスマス会
■食育(クッキングなど)■異年齢保育
■園外保育(遠足・いもほり・職場見学・福祉施設訪問)
■誕生会 ■植育 
■宗教行事(聖母祭(母の日)・七五三のお祝いなど)
■親子との触れ合い行事(親子遠足・ファミリーデイなど)
■お買い物ごっこ

知恵を磨く(心と体の両面に働きかけ、子どもの知識と能力を増やします)

■語学(①日本語 ②英語)■数学体験■製作
■音楽会 ■グローバル文化保育(宗教行事、踊り、歌)
■文化保育(夏祭り・もちつき・七夕・豆まきなど)

体を鍛える(運動や遊びを通じて健康な体をつくります)

■体操 ■空手 ■踊り ■運動会 ■外遊び ■リズム遊び■リトミック

■自己覚知のため

自己覚知教育は、人間の尊厳のためにという目標のもとに掲げられた「心を育む」、「知恵を磨く」、「体を鍛える」という教育目的の中で起こる、子どもの心の成長を具体化する教育活動です。この教育では教師がが子どもを観察し、行事や遊びの中で子どもの様子を観察し、子どもが自分とは違う価値観を持った他の子どもを理解し受容するためにどのような価値観をもっているのか、どのような状態にあるのかを知ってもらうように働きかけ、目に見えない子どもの内面の成長を支えます。

世界に通じる広い心と幅広い人間関係の体験

英語の学びを通じて外国の先生と関わり異国の習慣や風習を学び、将来外国の大学で学び、グローバル社会で活躍する自信を身に付けます。そして①ディスカッションする力【話す・聞く】、②理解する力【読む】③表現する力【話す】、④考える力【理論的に考える力・創造的な力・分析して考える力・批判的に考える力】を引き出し、どんな相手であっても伝わりやすい表現をすることができるグローバルな人材になるように力添えをします。

自ら考え発信する教育

A:自分の夢を育む勇気「Self-Leadership」
B:人を大切にし幸せへと導く力「Servant Leadership」
C:世界を舞台に活躍する自信「Global Leadership」

生まれ持った本質が才能として輝く教育

暁星幼稚園では、子どもが生まれ持った本質が才能として輝くために、子どもたちが自発的に活動に好きなだけ取り組むことを尊重し、先生がこの生まれ持った本質が才能として自発的に現れるように、発達段階に適した環境を整え、専門の先生が働きかけることを大切にしています。そのためには、子どもが自分で自由に遊びや教具を選べる環境を作り、また、従来の魅力的な伝統行事は年間を通して、暁星幼稚園ならではの夏祭り、聖母祭で祝う母の日、クリスマス劇、音楽会を行います。そして、毎日の保育では園児がやってみたいと思うことを見つけるように子どもの考え、意見に基づいて遊び、運動そして行事を企画し、教師と遊ぶ時間、体操、空手、英語の時間に色々な事を工夫しています。