本園は、キリスト教的世界観および人間観、幼児観に基づき教育基本法および学校教育法に則り、適切な環境とカトリック的な雰囲気の中で幼児を保育し、その心身と情操の健全な発達を促して真の人間形成の基礎を築づくことを目的に創立されました。
「人間の尊厳のために -Hominis Dignitati- 」
イエス・キリストは、「互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛しなさい。」(新約聖書ヨハネ13章34節)と教え、人間は神に創造されたものとして侵すことのできない「尊厳」、つまり人間としてかけがえのない価値観や権利を持っており、互いにこの人間としての尊厳を尊重し、互いを思いやり大切にする生き方を求めています。 また、「子どもを来させなさい。わたしのところに来るのを妨げてはならない。天の国はこのような者たちのものである。」(新約聖書マタイ19章14節)と教え、子どもは人間として神に創造された尊厳を有すると共に、神の子として最も神に近い祝福されたかけがえのない存在であり、この子どもたちに対する深い尊厳を私たちに求めています。このキリストの教えと願いを、本園の幼児教育の基本理念としています。
本園の建学の精神と教育理念を具体的に反映させるために、小規模で内容の充実した幼児教育を目指すと共に、「心をはぐくみ」、「知恵をみがき」、「体をきたえる」という、三つの教育目標を定めています。